朋栄土木工業株式会社

鉄・ステンレスIron

常温硬化型エポキシガラスコーティング材
シールコート007

商品概要

ポロシロキサン塗料 シールコート007は常温ガラスとエポキシ樹脂のハイブリッド型のコーティング材です。
有機と無機のそれぞれの特徴を合わせることで、1+1=3となり有機分が無機の接着性や厚塗りが出来ないなどの弱点を補い、また有機の耐候性に弱いなどの弱点などを無機ガラス成分が補います。

特徴

シールコート007はクリアーとカラーは日本塗料工業界の色見本帳に対応

  • 艶が大きく美装仕上げが可能
  • プライマー、上塗り兼用塗料(ノンプライマー型ガラスハイブリッド塗料)
  • 無機ジンク塗膜への上塗りでも発泡が少ない
  • 常温硬化型
  • 錆を含む不十分な表面処理面にもよく密着する
  • 艶、外観などの保存性(耐候性)は、フッ素系やウレタン塗料やシリコン系塗料に比べ非常に優れている
  • 耐薬品性、防食性に優れている
  • 高湿度や海岸暴露環境に対する耐久性が大きい
  • 厚塗りが可能ですので、床面などの耐摩耗性が必要な部分にも対応できます。

※下塗りとして水性錆安定化防錆処理剤(NK-100)を使用することで、より強力な防食作用を発揮します。

主な使用場所

橋梁・海洋構造物・タンク外面・亜鉛メッキ・各種塗装面・プールサイド・各種工場・下水処理場・鉄骨・厨房床等。

主な効果

防錆性・防水性・防汚性・耐候性・耐久性・退色防止・耐油性・耐煮沸性等。

塗膜物性表

試験項目 試験結果 備考
条件 規格
付着力 19.0MPa 鋼材 Sa 2.5 ASTM D 4541
2.1MPa※ コンクリート、酸、エッチング
耐摩耗性 53Mg減量 1kg荷重1000サイクルsc17wheel ASTM D 4060
衝撃試験 22ln.Lbs ASTM D 2794
4.1N Lbs
塗膜伸び率 14% ASTM D 2370
耐熱性 130℃で異常なし 乾燥及び湿潤状態

※コンクリートの凝集破壊

耐久性試験

塩水噴霧(ASTM B 117)

種類 噴霧時間 塗膜状態
ブリスター 発錆 耐食性
シールコート 1536 150 10 10 10
3050 150 8MD 8 8
5500 175 10 10 6
エポキシ 1536 200 8MD 10 10
3050 200 8D 8 8
3000 185 10 10 6
5000 185 4 Few 7 2

評価 10:塗膜に異常が認められない

0:全面に甚だしい塗膜欠陥がみられる

詳細は、ASTM評価基準を参照のこと。
耐食性試験:塗膜のスクラッチ部の腐食幅の大きさを評価する。

耐薬品性/24時間暴露

評価 10:変化なし 0:全面損傷

薬品名 シールコート007 厚膜型エポキシ 脂肪族ポリウレタン
カセイソーダ50% 10 10 10
塩酸 10 8 8
硫酸93% 6 6 0
フェノール 8 2 0
燐酸 10 2 8
アセトン 10 8 10
水酸化アンモニウム 10 10 10
エチルアルコール 10 10 10

※強力耐汚染システム工法もございます

可とう性(伸長率)

塗装システム 結果
シールコート007 14%
厚膜型エポキシ 5%
脂肪族弾性ポリウレタン 32%

耐摩耗性

塗装システム 摩耗量(mg)
シールコート007 53
厚膜型エポキシ 102
脂肪族弾性ポリウレタン 60

(1kg荷重/1000サイクル、CS17)

施工例

  • 鉄製階段
  • パーキングテーブル
  • 本州四国間 大橋防錆工事
    防錆工事